『ゼロヴィル』スティーヴ・エリクソン

ゼロヴィル

ゼロヴィル

スティーヴ・エリクソン

¥3,672
《映画こそが「現実」なのか? 傑作長篇! 》

語り手がさまざまな映画に言及し、映画に組み込まれ、映画を生きる……無意識や闇が銀幕に映写されるがごとき、特異な「映画小説」。

「映画自閉症」の青年ヴィカーは、映画『陽のあたる場所』のモンゴメリー・クリフトとエリザベス・テイラーを、自分のスキンヘッドに刺青している。フィルム編集の才能が買われ、ハリウッドで監督作品を撮ることになるが……。映画と現実が錯綜する傑作長篇。エリクソン来日記念出版!
本書には、実在する無数の映画が取り上げられている。シオドア・ドライサーの小説『アメリカの悲劇』を原作とし、モンゴメリー・クリフトとエリザベス・テイラー主演で映画化された『陽のあたる場所』、無声映画の古典で、近年、奇跡的にオリジナル版が発見された『裁かるゝジャンヌ』、増村保造の『盲獣』や鈴木清順の『殺しの烙印』といったエリクソン好みの日本映画……たいていの読者は、本書で触れられている映画が観たくなるにちがいない。
熱狂的な数多の読者の支持を得ているエリクソンは、長年、雑誌で映画評を担当し、『彷徨う日々』『アムニジアスコープ』といった小説でもさまざまな形で映画を登場させてきた。ハリウッドを主たる舞台として、何本もの映画に言及し、映画シナリオを思わせる断章形式を採用した本書においても、読者はおおいに魅了されるだろう。

[原題]ZEROVILLE(Amazon商品紹介より)

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著者紹介


スティーヴ・エリクソン

(Steve Erickson、1950年4月20日 - )1950年、米国カリフォルニア州生まれ。作家。ロサンゼルスにて写真家の父と元女優の母のもとで育ち、1972年・1973年にUCLAの映画論とジャーナリズム論を修了。72年にはサミュエル・ゴールドウィン賞創作部門賞を受賞。『LAウィークリー』や『ロサンゼルス・マガジン』で映画評を担当するなど、フリーランスのライターとして活動した後、1985年に『彷徨う日々』で作家デビュー。現在、カリフォルニア芸術大学で創作を教え、文芸誌編集長も兼任している。
ラテンアメリカ文学の影響も感じさせる文体を持つ「幻視の作家」として知られ、その作風は縦横無尽に展開される想像力による幻想的な光景の描写、歴史の再構築、黙示録的なイメージの提示などによって特徴付けられる(スリップストリームに分類されることもある)。特に、アメリカ独立宣言の起草者トーマス・ジェファーソンとその奴隷(愛人だったという説もある)のサリー・ヘミングスとの愛と葛藤とを軸に、時代と場所を越えて物語を繰り広げる長篇『Xのアーチ』は、トマス・ピンチョンをして「独立宣言以降のアメリカのいかなる文章にも増して大胆で、クレイジーで、パッションに満ちている」と絶賛せしめた。
本作は俳優のジェームズ・フランコの監督・主演で映画化された。


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